完全初心者の状態でブログを始めようとすると
「WordPressをインストールしたはいいけど、まず何をやればいいの?」
といった悩みはつきものですよね。
僕も当初はそういう状態で、ブログの始め方を紹介しているブロガーさんのサイトをいろいろと巡り、てんてこまいで立ち上げました。
サーバ契約からWordPressをインストールまでしてブログを立ち上げた方は、せっかく始めるのなら、少しでも魅力的なサイトにしたいと思っているはずです。
そこで今回は、ブログ記事を書く前にやっておくべき「WordPressテーマとプラグインの導入」について解説します!
「まだWordPressのインストールや初期設定が済んでいないかも..。」という方はこちらの記事も参考にしてみてください。

目次
1.WordPressのテーマを設定しよう
WordPressには、ブログのサイトデザインをより簡単に設定でき、ブログ執筆の手助けになる様々なツールを兼ね備えているテーマ(テンプレート)というものがあります。
無料テーマ、有料テーマとありますが、ほとんどのブロガーさんは有料テーマを使用しています。
有料テーマの優れる点
- サイトのデザイン性に優れ、設定が簡単。
- ブログ執筆の手助けになるツールが満載。
- SEO(検索エンジン最適化)対策がしっかりしている。
もちろん無料テーマを使用してもデザイン性に優れ、読まれやすいブログをつくることは出来ます。
しかし、HTML(Webページを作成するための言語)の知識を深める必要があるのと、サイトのカスタマイズ方法を調べて、自分で編集するといった大変な労力が発生してしまいます。
有料テーマは決して安い金額ではありませんが、そういった労力を削減してくれる優れモノなので、特に初心者の方は、導入することをおすすめします。
WordPressのおすすめ有料テーマ
有料テーマでいえば、JIN(ジン)や SANGO(サンゴ)と呼ばれるテーマが有名で数多くのブロガーさんが使用しています。
ちなみに当ブログは、JIN を使用していて、運営していく中でつまづいたこともないですし、サイトのデザインにも満足しているのでおすすめです!
JINの機能・特徴
JINはサイトデザイン設定が簡単であるのと、便利な機能がたくさんあります。
エディター(記事編集)機能が充実している
- ボックスデザインが豊富。
- マーカー、ボタンがワンクリックで挿入可能。
- 吹き出し機能が標準搭載。
- 表の作成が標準で行える。
①ボックスデザインが豊富。
ボックスは全部で20種。ワンクリックで挿入可能。
②マーカー、ボタンもワンクリックで挿入可能。
WordPressの有料テーマはJINがおすすめ
③吹き出し機能が標準搭載。
④表の作成が標準で行える。
有料テーマ名 | 販売価格(税込) | |
JIN(ジン) | 14,800円 | |
SANGO(サンゴ) | 11,000円 |
このようにブログ記事執筆に役立つ機能がたくさんあり、設定方法についての公式マニュアルもあります!
【公式】 JIN マニュアル
JINテーマを使っているブログサイト(デザイン参考)
JINのインストールは以下の記事がわかりやすいので参考にしてください。
※子テーマのインストールも忘れずに行いましょう!
SANGOの参考サイト
「SANGO」でも、もちろんおしゃれなブログ運営は可能です。
JINよりも販売価格が安い11,000円(税込)と、お得であるメリットもあるので、興味のある方は検討してみてください。
SANGOテーマを使っているブログサイト(デザイン参考)
SANGOのインストールは下記記事が参考になります。
※SANGOの場合も、子テーマのインストールは忘れずに行いましょう!
2.WordPressにプラグインを導入しよう
テーマ設定の次は、プラグインを導入していきます。
プラグインとは何か・・自分のWordPressブログに追加機能をもたらすツールのことをいいます。
プラグインは前述したテーマと違って無料ですので安心してください!
ただし、入れすぎてしまうとそれぞれの機能が干渉し、バグなどの悪影響を及ぼしたり、サイトが重くなってしまう原因にもなります。
ですので今回は、数多くのブロガーさんに使用されている厳選したプラグインをご紹介します!
WordPressのプラグイン導入の流れ
まず、基本的なプラグイン導入のやり方(流れ)を紹介します。

ダッシュボードを開き「プラグイン」にマウスを合わせ、「新規追加」をクリック。

プラグイン名を入力し、検索をかけます。

目当てのプラグインが見つかったら「今すぐインストール」をクリック。

インストールが完了したら「有効化」をクリックして適用させます。
プラグインのインストール方法は基本的にこの流れですが、個別に設定が必要なプラグインもたくさんあります。
なので今回は、おすすめプラグインを紹介するとともに、それぞれの設定方法も解説していきます!
本記事で紹介する13個のプラグインを導入すれば問題なく快適なブログ運営ができるはずなので、ぜひ参考にしてください。(^ω^)
最低限導入しておくべきプラグイン
今から紹介する1~8(JINテーマを使用している人は1~7)のプラグインは最低限導入しておくことをおすすめします。
8.All in One SEO Pack(JINテーマには非推奨
1.Akismet Anti-Spam
デフォルトでインストールされているプラグインです。
スパムコメントを自動的に判定して振り分けてくれる機能があるので、コメント機能を利用する方は、必ず有効化しておきましょう!
Akismetの設定は少々面倒ですが、下記記事で詳しく解説してくれているので、参考にしてください。
2.WP Multibyte Patch

こちらもデフォルトでインストールされているプラグインです。
WordPress日本語版パッケージの文字化けや誤認識などの「バグ」を防いでくれる機能がありますので必ず有効化しておきましょう。
とくに個別設定はなく、有効化だけでOK!
3.Broken Link Checker

自分のブログに貼った、外部サイトへのリンク切れ(アクセスできない)を自動で検出して通知してくれるプラグインです。
ダッシュボード上やWordPressに設定したメールアドレス宛にリンク切れを通知してくれます。
本記事でも参考ページリンクをいくつか貼っていますが、アクセスができないと読者に情報を提供できなくなってしまうので、リンク切れ通知があるとすぐにリライト(記事の書き直し)対応もできて非常に助かります。
個別設定はデフォルトのままで問題ないので、有効化だけでOK!
4.Google XML Sitemaps

Google XML Sitemapsを導入すると、ブログサイトを検索エンジン(Googleなど)に認識してもらうために必要なサイトマップを、常に自動で更新して管理することができます。
検索エンジンに認識してもらえないとせっかく書いたブログ記事を発信出来ないので、ブロガーにとっては欠かせないプラグインです!
合わせて、Google Search Console(サイト解析ツール)の登録も必要になるので登録・設定を行いましょう。
STEP① Google XML Sitemapsの設定方法
5.WordPress Ping Optimizer

WordPressは記事を更新すると、「ブログ記事を更新しました~」と自動的に更新通知を出しています。
これを”Ping送信”といい、Googleなどの”Pingサーバー”がそれを受け取ります。
しかし、記事の更新のたびに何度もPing送信してしまうと、検索エンジンからスパム判定されてしまい、記事を削除されてしまう恐れがあります。
WordPress Ping Optimizerは、それを防ぐためにPing送信を記事公開時の1回しか行わない様にしてくれるプラグインです。
設定方法
WordPress Ping Optimizer をインストール、有効化まで完了したら、

ダッシュボードの「設定」にマウスを合わせ、「WordPress Ping Optimizer」をクリック。

①に、以下のPingサーバーURLをコピーして、そのまま貼り付けてください。
http://rpc.pingomatic.com/
http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC
http://blog.with2.net/ping.php/
http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2
http://blogsearch.google.com/ping/RPC2
http://hamham.info/blog/xmlrpc/
http://ping.bloggers.jp/rpc/
http://ping.blogranking.net/
http://ping.blo.gs/
http://ping.cocolog-nifty.com/xmlrpc
http://ping.dendou.jp/
http://ping.exblog.jp/xmlrpc
http://ping.fc2.com/
http://ping.feedburner.com
http://ping.freeblogranking.com/xmlrpc/
http://ping.rootblog.com/rpc.php
http://ping.rss.drecom.jp/
http://ping.sitecms.net
http://pingoo.jp/ping/
http://ranking.kuruten.jp/ping
http://rpc.blogrolling.com/pinger/
http://rpc.reader.livedoor.com/ping
http://rpc.pingomatic.com/
http://rpc.weblogs.com/RPC2
http://serenebach.net/rep.cgi
http://services.newsgator.com/ngws/xmlrpcping.aspx
http://taichistereo.net/xmlrpc/
http://wpdocs.sourceforge.jp/Update_Services
http://www.blogpeople.net/ping/
http://www.bloglines.com/ping
http://www.blogstyle.jp/
http://www.i-learn.jp/ping/
http://xping.pubsub.com/ping/
②「Save Settings」をクリック。
これで完了です!
6.WebSub/PubSubHubbub

新しく書いたブログ記事などを検索エンジン(Googleなど)に、いち早くインデックスされる手助けとなるプラグインです。
インデックスとは・・Webページのデータが検索エンジンのデータベースに登録されること。(=検索結果に表示される)
「WebSub/PubSubHubbub」とほぼ同等の機能を持つプラグインに「PuSHPress」がありますが、最近めっきり更新されていません。

最新のWordPressにちゃんと適応しているかどうかがあやしいところなので、WebSub/PubSubHubbubの導入をおすすめします!
個別設定はデフォルトのままで問題ないので、有効化だけでOK!
7.Classic Editor

WordPress5.0からエディターがGutenberg(グーテンベルク)というものに変わりました。

ただ、この新しいエディターが正直使いづらいです..。
Classic Editorは、旧式のエディターに戻してくれるプラグインです。
Microsoft Wordなどに慣れている人は、確実に旧式エディターの方が執筆しやすいので、Classic Editorを導入しましょう!

とくに個別設定はなく、有効化だけでOK!
8.All in One SEO Pack

All in One SEO Packは、WordPress のSEO(検索エンジン最適化)設定と、ソーシャルメディアでの拡散のために重要なタグの設定を行えるプラグインです。
All in One SEO Packで設定可能な内容
- SEO のメタ要素(ページ情報を伝える要素)の設定
- ソーシャルメディアの拡散効果を上げる OGP の設定
- 検索エンジンに認識してもらいやすいXML Sitemap の設定
SEO対策として非常に優れるプラグインですが、JINテーマを使用している方には導入をおすすめしません。
①、②は、JINの標準機能での代用が十分に可能であり、機能が重複するプラグインを導入すると、不具合の元となってしまいます。
③の機能についても、Google XML Sitemapsを導入していれば問題なしです。
JIN以外のテーマを使用している場合は優秀な機能を果たしてくれるかと思いますので、以下の記事を参考に、設定を行いましょう!
あると便利なプラグイン
9.Table of Contents Plus

Table of Contents Plusは、自動で以下のような目次を作ってくれる機能があります。

見出し(h2・h3・h4)に合わせて目次を自動作成してくれています。
目次があれば、瞬時に記事内を移動出来たりと、読みやすい記事になるので導入して間違いないプラグインです!
Table of Contents Plusのインストール、有効化まで済んだら、以下の記事が非常に分かりやすいので、個別設定を行いましょう。
10.Contact Form 7

Contact Form 7は「お問い合わせフォーム」を作ることが出来るプラグインです。
収益化のためのGoogleアドセンスやアフィリエイトの審査において、「お問い合わせフォーム」設置の有無は意外と重要視されています。
詳しい設定方法については以下の記事を参考にしてください。
11.Rinker

Rinkerを導入すると、以下のような商品リンクを簡単に作成することが出来るようになります。

作成するためにはアフィリエイトサイトの審査に合格する必要がありますが、間違いなく使うことになるプラグインです!
導入・設定方法については以下のサイトを参考にしてください。
サイト高速化プラグイン
最後に、サイトを重くさせない機能があるプラグインを紹介します。
始めたばかりの人は無理に導入する必要はありませんが、将来的に、軽くて表示速度の速いサイトにしたいという人は、導入しましょう!
12.EWWW Image Optimizer

読者に理解してもらいやすいブログ記事を書くためには、画像の挿入は必須です。
ただし、画像をたくさん挿入してしまうとサイトが重くなってしまうのも事実です。

EWWW Image Optimizerは、画像をアップロードする際に自動でデータ圧縮してくれるので、サイトが重くなってしまうことを防いでくれる優れモノです!
とくに個別設定はなく、有効化だけでOKなので、ぜひ導入しましょう!
13.Lazy Load

通常、サイトを読み込む際には、全ての画像を読み込んでから表示するため、画像が多いとサイト表示がどうしても遅くなってしまいます。
Lazy Loadは、画像の読み込みを、一部(表示されている範囲)だけに抑え込んでくれるので、サイトが重くなる心配がありません。
設定方法
初期設定のままでは画像読み込みがあまりにも追いついてくれないケースがあるので、画像の読み込み範囲を広げるように設定しておきましょう。

ダッシュボードの「プラグイン」にマウスを合わせ、「プラグインエディター」をクリック。

編集するプラグイン「Lazy Load」を選び、「選択」ボタンをクリック。

「js」タブをクリック。

「-lazy-load.js」をクリック。

上の方に{ distance:200 }という箇所があるので200を400に変更し、画面下の「ファイルを更新」ボタンをクリック。
これで今までよりもゆとりを持って画像が読み込まれるので、軽快にスクロールしても画像表示が追いついてくれます。
これで設定完了です!
まとめ
テーマとは何か・・ブログのサイトデザインをより簡単に設定でき、ブログ執筆の手助けになる様々なツールを兼ね備えているテンプレート。
おすすめのWordPress有料テーマ
- JIN
- SANGO
プラグインとは何か・・自分のWordPressブログに追加機能をもたらすツールのこと。
最低限導入しておくべきプラグイン
8.All in One SEO Pack(JINテーマには非推奨)
あると便利なプラグイン
11.Rinker
サイト高速化プラグイン
13.Lazy Load
テーマとプラグインの導入も済んだら、あとは自己流でサイトをデザインし、読者にとって有益な記事を執筆していくのみです!( ^ω^ )